雑多なブログ

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人は自分に都合の悪い事は語らない。

人は自分に都合の悪い事は語らない。

例えば、他人の悪口を言っている人がいたとしよう。そういう人は、自分が原因で相手を怒らせた、という事実を伏せて、一方的に、理不尽に相手が自分に怒りをぶつけてきたかのように話をする。

あるいは、自分が過去とんでもない大失敗をやらかした経験があったと仮定しよう。その事を誰かに話す事はあるだろうか? それを話した事によって、社会的に不利になるならば、その事を他人に打ち明けようなどとは思わないだろう。

どうでも良い事、あるいは自慢したい事については、誰しも饒舌になるが、本当の本当に都合の悪い事は誰しも口をつぐむものだ。一見して、本人にとって都合が悪そうな事を喋っていたとしても、それは、その人の中では比較的打ち明けても差し障りのない情報な事が多い。

つまり、何が言いたいのか?

他人と自分を比べる時、相手の良い側面や素晴らしい側面と比較して、落ち込むのはとんでもない過ちだ、という事だ。 なぜなら、どんなに立派に、見える人間であっても、触れられたくない恥部や、暗部というものは存在し、それは本人が必死に隠しているのだから。

あなたにも心当たりがあるでしょう?

そう考えると、周囲から立派な人と思われれば思われるほど、かえって自分の中に抱えている恥部や暗部と、周囲の評価のギャップに苦しむ事にもなり得ると思う。