雑多なブログ

音楽や語学、プログラム関連の話題について書いています

「スタン・ゲッツ 音楽を生きる」を読了した。

以前、「スタン・ゲッツ 音楽を生きる」を読んでいるとブログに書いた。

cufl.hateblo.jp

実際に書籍を購入したのは11月上旬なので、かれこれ1ヶ月近くかかって読み終えたと言う事になる。とにかく内容が濃く、感覚的には4〜5冊本を読んだような気分だ。
この本はスタン・ゲッツの事だけでなく、ジャズの歴史を学ぶ上でも有用な一冊だと思う。スタン・ゲッツはそれだけ多くのジャズシーンに関わってきた奏者なのだという事なのだろう。 1回読むだけではなく、何度でも読み返す価値のある本だと思う。

彼は、美しい演奏を奏でる裏側で、想像を絶する波乱万丈な人生を歩んでいるのだった。正直に言うと、彼の半生を知ってクズのようだと感じる部分が多々見受けられた。そうして、ある面では彼に幻滅をする一方で、より一層彼の音楽に魅力を見出せるようになった事も事実である。読後は非常に複雑な気持ちに苛まれている。

ジャズとは何か。音楽とは何かを改めて考えるきっかけになったように思う。