雑多なブログ

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ワクチンの接種後死亡した事例と、年間の死亡者数

ワクチンの接種後死亡した事例をもって、新型コロナウィルスワクチンはやばい、という言説がある。自分も最初それに感化されていたけれど、ふと気づいた。

そもそも、毎年どのくらいの人が亡くなっているのか。
それに対してのワクチン接種後の死亡者数はどうなのか?

年間死亡者数の推移

厚生労働省のサイトで統計情報が公開されている。

www.mhlw.go.jp

厚生労働省のサイトに掲載されている「第2表-1人口動態総覧の年次推移 」を見てみると、2003年以降年間の死亡者数は100万人以上を超えている。

ワクチン接種後の死亡者数

どこの情報が最新なのかちょっと追いきれていないけれど、6/27までのファイザー社製ワクチンの死亡者数は453件+101件あった。

ファイザー社製ワクチン接種後死亡事例にみる「死因」等の属性(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000802338.pdf

そのうち、453件を分析した結果、ワクチンとの因果関係については下記の結果となったようだ。

α(ワクチンと症状名との因果関係が否定できないもの) 1件★※
β(ワクチンと症状名との因果関係が認められないもの) 7件※
γ(情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できないもの) 451件※

実際のところ、いずれもワクチンとの因果関係はよくわからん!って状態だ。ちなみに、それぞれの事例をざっと見てみたけれど、基礎疾患を持っている人も多数いる事は見逃せない点だ。

その上で、最初に確認した年間の死亡者数を見直すと、そもそもワクチンの接種の有無に関わらず、毎年亡くなられる方が100万人以上いるので、偶然、ワクチン接種後のタイミングで亡くなられた方が、その100万人の中に含まれる可能性は高いと思う。

ワクチン接種で人が死んだ!危険!

という言説に晒されて、自分は一時不安になったけれど、 感情的な意見ではなく、個人の感情を排した公平な情報を確認して、 自分自身どうしたら良いのか今後の対応を考えていきたい。