楽器の練習でNGな事を自分なりに整理してまとめみました。
目次
手癖でなんとなく無意識に弾く
セッションやライブの時は、即興演奏や慣れたフレーズを活用して演奏すると良いでしょう。
しかし、練習中は新しい技術やフレーズを学ぶために、意識的に手癖に頼らず、新しい技術やフレーズに焦点を当てて練習することが大事です。
- リズム
- 運指
- コード
こういったものは、自分に都合の良い形に変形させてしまいがちですが、 練習ではきっちりと弾き分ける意識が必要です。
例えば、初心者は3連符のフレーズの音価をきちんと確認せずに弾いて、なんとなく練習した気分になりがちです。
ですが、実際なんとなく無意識に演奏していると、こんな感じになってしまう事が多々あります。
こういったリズムは、意識して練習しない限り、変な癖で演奏し続ける事になります。
ミスを連発する状態でそのまま弾く
音楽の先生に助言してもらって、目から鱗だったのですが、 ミスを繰り返してしまう状態でそのまま練習を続けるのは、ミスをする練習になってしまいます。
何度もミスをしてうまくいかない場合は、うまく演奏できるテンポまで落とす。メトロノームやオケを流しながら演奏するのが厳しい場合は、それも消して自分が演奏できるテンポに合わせて練習する。 正確にフレーズを弾ける状態で何度も反復して徐々に速度を上げていき、実際の演奏にステップアップしていく。このように練習のプロセスを進めると、少しづつ前進することができます。
興味のない曲をやる
何事もそうなのですが、興味のないものに取り組むのは難しいです。 流行っていようがなんであろうが、まずは自分がその曲に関心を持てる事が大事です。興味のない曲の練習を続けるのは苦痛です。
さらに練習しているうちに関心や愛着が湧いてくる曲もありますので、その自分の感情の変化を感じながら曲に向きあっていくと良いでしょう。
知識のインプットばかりしている
演奏スタイルや目的にもよりますが、実際には演奏に必要な知識はそれほど多くありません。
何よりも実践していく事が必要になる楽器の演奏においては、練習やアウトプットの量に見合わない知識のインプットは、時として害になる事すらあります。
また、知識のインプットに偏ってしまうと、そちらの方に時間と労力を使ってしまい、肝心な知識の実践が疎かになってしまいがちです。そして、取り入れた知識は使わなければ忘れてしまいます。
ついつい知識を取り入れたくなりますが、私見では知識のインプットは1割で残りの9割は実践で良い位だと考えています。
フォーカスしていない
バランスよく練習に取り組み継続していくのは大変なものです。
色々なことをスケジュールを組んでバランス良くこなすことも大事ですが、「これだけは絶対にやる!」という部分を決めて、他は余裕がある時に取り組むなど、楽器練習においても優先順位を意識することが大切です。
ガチガチにスケジュールを組んでしまうと、『スケジュールをきっちりこなさなければ!』という強迫観念が生まれてしまい余裕がなくなり、何よりも計画した通りに練習が進まなかったときにストレスがたまります。
例えば、楽器を毎日練習する習慣のない人が、毎日1時間練習する事を 目標を掲げたとしても、なかなか継続できません。 こういった場合は、練習する習慣のない人が、毎日練習する事を習慣にする事に目的をフォーカスすると良いと思います。そういった場合、何を最低限の目標に立てるかというと・・・
毎日楽器を触る。
これだけです。この目標を公言すると、その事を馬鹿にする人もいるかもしれませんが、そういう人の事は無視しましょう。練習は他人に見せるためにやる事ではなく、自分の目的を達成するために取り組む事だからです。
おわりに
これらのポイントは、楽器の練習だけでなく、他のスキルを学ぶ際にも役立つでしょう。自分に合った方法で楽しく続けることが何よりも大切です。